そもそもの動機は単純で、PCを持ち込んではいけないというルールがある現場におり(仕事)、昼休みを無為に過ごす事しかできない…しかし、「PC」なので、あぁスマホやタブレットは持ち込み可なんですね、という話になる。事実スマホは使い放題だし(それはそれで問題があるような気もする)タブレットを弄っている人は見たことないけど、iPad弄ってたって怒られなかった
さて、iPadが現場で使えるという事は確認できたが、iPadで直接開発作業を行うのは厳しい。お手軽に使えるターミナルエミュレータはパッと探した所見つからなかったし、何より自分はいまのとこNode.jsを使いたいので厳しい。という訳で、出先から適当なサーバにSSHで接続して開発をすれば良いのだ!という展開になる。
適当なサーバという事で、まぁ真っ先に自宅サーバが候補に上がるのだが、どうせならやったこと無いことしよ!と思い立って、VPSにを利用することにした。必要になったら好きにスペック上げ下げできるみたいだし、ストレージ欲しいな〜〜〜〜と思ったら適当にオブジェクトストレージ契約したりすれば良いのだ。
VPS業者の選定だけど、何も考えずサクッとArchLinuxが使える、ということでConoHaに決定。Vultrとかは自前でISOイメージうpしてそこから〜とかやれるみたいだが、やはり楽ちんである事は大切だよ。
さて〜、画面に従っててきとうに作ればもう使える状態のArchLinuxが出現するので、状態確認とか初期設定を行っていこう。今回は1GBプランを利用。ISOは20180914版。
自分でインストールする時って、パーティショニングとロケール、タイムゾーン、ブートローダあたりが最小限かな?というわけでその辺の現状をまずは見てみる。
# lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT
sr0 11:0 1 1024M 0 rom
sr1 11:1 1 482K 0 rom
vda 254:0 0 50G 0 disk
├─vda1 254:1 0 2M 0 part
└─vda2 254:2 0 50G 0 part /
# mount | grep vda
/dev/vda2 on / type ext4 (rw,relatime)
# free -h
total used free shared buff/cache available
Mem: 988Mi 48Mi 762Mi 0.0Ki 178Mi 797Mi
Swap: 2.0Gi 0B 2.0Gi
容量関係を見ると、/に全振り。ファイルシステムはext4だそうだ。GUIも何も無いので起動直後のメモリ使用量は48MiBとマジで軽い。メモリがそんなに無いからなのか、Swapは2倍量確保している。上のプランだとまた違う容量になるのかは不明。
# cat /etc/locale.gen | grep -v ^#
en_US.UTF-8 UTF-8
# ls -l /etc/localtime
lrwxrwxrwx 1 root root 30 May 29 2015 /etc/localtime -> /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo
# uname -a
Linux archlinux 4.18.6-arch1-1-ARCH #1 SMP PREEMPT Wed Sep 5 11:54:09 UTC 2018 x86_64 GNU/Linux
ロケールはen_US.UTF-8のみなので、ja_JP.UTF-8も有効にしておくか。取り敢えずssh鍵の設置が終わってからで…。タイムゾーンはデフォルトでAsia/Tokyoになっている。ま、VPSそのものが東京リージョンだし、これで変なとこだったら意味わからんでしょ。ついでにカーネルバージョンも確認しておいた。あんま気にしてないけど。
# ls /boot
grub initramfs-linux-fallback.img initramfs-linux.img vmlinuz-linux
最後に、ブートローダはgrub(grub2)でした。
以上、取り敢えず状態確認はお終い。次は初期設定を行うぞ。一般作業ユーザを作って、以降はそこから作業しよう。んで、さっさとSSHでつなげるようにしよう。
Web上のコンソールからではしんどい
# useradd -m -g wheel tea
# passwd tea
# pacman -S sudo
# visudo
# su tea
$ id
uid=1000(tea) gid=10(wheel) groups=10(wheel)
以降一般ユーザで作業…と言っても、あとは普通のサーバだと思えば、素直にセットアップすれば宜しい。というわけで以下略。な〜んにも難しいことや新しい事はなかった。
今後ずっとこれを使っていくかはちょっと微妙。お金が貯まったらRyzenで1台組もうと思っているので、それで代替しようかな〜と思っている。やっぱ手元にマシンがあった方が楽しいよ。