普通にArchLinuxをインストールしようと思うと、「真面目にパーティション切らなきゃなぁ…」「そのためにどういう構成にするのか検討しないと…」とか思うのでまぁ問題ないといえば問題ない。
しかし例えばAntergosを使う場合には、cnchiというグラフィカルで大変簡単なインストーラがついてくる。これだとウィザードに従ってぽいぽい進めていけば、それだけでインストールが完了してしまうとかいう状況。
ArchLinuxを使いたいけどInstallBattleは面倒だなという場合には、大変重宝するのだけど、細かいことを意識しないまま作業を進められてしまうので、困ることもある。
というわけで、今回はそういうお話。
ちなみに構成はCore i7 870 + ASRock P67 Transformerに16GBくらいRAM載せてGTX750Tiぶっさした感じ(元メインマシン)。ここにCrucial C300 64GBを2つのせて、マザーボードで
RAID組んでる。OSから見たらただの1つのストレージデバイスに見えていると思い込んでいた(OSよりも下のレイヤーとして独立していると思い込んでいた)のが失敗で、実際にはOSに「ここでこんな感じでアレイ組んでますよー」と教えてあげる必要があったみたい。
RAID環境にインストールする場合、mdadmに何か喋らせたりしないといけないみたいなんだけど、全然意識しないままインストール作業終わらせちゃって、インストールも出来てブートローダも起動するけどなんだか見つけてくれない状態。具体的にはこんな感じ。
starting version 230 ERROR: resume: hibernation device 'UUID=xxxx' not found ERROR: device 'UUID=xxxx' not found. skipping fsck. ERROR: Unable to find root device 'UUID=xxxx'. You are being dropped to a recovery shell Type 'exit' to try and continue booting sh: can't access tty: job control turned off [rootfs ]# _
はい、完全にストレージを見失っております。
必ずインストールのときにパーティション構成を理解しておく。サイズから予想することも出来なくもないけど。今回は、
/dev/md126p1→/boot /dev/md126p2→/ /dev/md126p5→swap
という構成(RAMが16GBもあるしswap不要じゃない?というのはAntergosのcnchiに言ってくれ)。
さて、AntergosのLiveCDから起動(今回はUSBメモリ使ったけど別になんでもいい、とにかくArchLinuxのLive環境が起き上がればそれで十分)して作業する。
RAIDにArchLinuxをインストール - RAID - ArchWikiをパクるだけ。
まずストレージのマウントを済ませる。(まだarch-chrootしてはいけない)
[bash]
[/bash]
mdadm.confを更新する。その後一応もくろみ通りの状態になっているか確認する。
[bash]
[/bash]
chrootしてmdadmフックをmkinitcpio.confに追加する
[bash]
HOOKS=”base udev autodetect modconf block mdadm_udev keyboard keymap resume filesystems fsck”
[/bash]
ArchWikiのブートローダーの設定の項目はやらなくても起動しました。
あとどうでもいいけどママンにのっかってるNICが死んでて全然繋がらなくて2時間くらい悩んだ。以前ママンのNIC死んだからって追加でNIC放り込んでたのすっかり忘れてたぜ