昨年行ったキャンプで富士山をほんの少しだけ登ったのだが(御殿場ルートを15分ほど登って、大石茶屋でカレーを食べて帰ってきた)、どうせなら登りたいなと思ってしまった。
これまでアウトドアといえばキャンプしか経験がなく、勿論いきなり登るわけにも行かないので、道具をある程度揃えて練習する、体力をつける等の準備をして、もっと難易度の低い山から徐々にステップアップしていくべきである。
というわけで、一旦記録。
経験値が皆無であることに加え、相手は自然、調子に乗ってはいけない。道具は自分で選ばず、アウトドア用品店の店員さんに相談して選んだ。(新宿のヨドバシカメラに入っている石井スポーツ)
趣味というのは、基本的に10万円くらいを予算として確保しておけば良い、のが私の持論。というわけで、10万円くらいが予算で〜すと言いつつ、何にもわからないし何も持ってないので一通り揃えたいです、という感じで泣きついてきた結果が以下。
多分に自分用メモなので、サイズとかも書いておく。
登山道具三種の神器の1つ目。
CARAVANのC1_02Sというやつ。サイズはその場で測ってもらい、ためし履きしつつ、29cmを選択。
登る山の高さによって、足首部分の高さとソールの硬さを選べとのこと。富士山が目標、というのを伝えて、中くらいのを勧めてもらった。そして足にフィットしたであろうものを選択。
靴下は同メーカーのものを一緒に購入。
登山道具三種の神器の2つ目。
THE NORTH FACEのTellus 35にした。このくらいのサイズ感をスタートにして、荷物を効率よく詰められるようになったら小さいのに替えたり、或いはもっとハイレベルな山に行くのであれば適宜大きくしたりと、そういう感じにすると良いらしい。
ほぼサイズ感+勧めで選択。見た目で選んでも良いですよ、と言われたが、どれもこれもカッコよく見えたので、最初に勧められたものにしたのでした。
登山道具三種の神器の最後。
雨降ったとき用に着るもの。ザックのレインカバーも必要なのだが、それはザックに内蔵されているので購入不要。
上下ともにMilletというメーカーのTYPHOON 50000というシリーズ。
50000g/m^2/24hという高い透湿性を持っている素材を使っているらしい(曰く、一般的なレインウェアに使用されている素材の2倍前後)。初めて見る単位だが、次元を見るに、24時間で1平方メートルあたり50kgの水蒸気が通れる、ということなのかしら。
上はくりくり丸めてフードに収めたりできる。下は下でポケットに押し込んでコンパクトにできる。それでいて20000mmの耐水性だとか。昨年購入したColemanのXP ヘキサタープ/MDX+…の耐水圧が3000mmなのだけど、桁が1つ違う。同じ単位なのか正直わからんが、まぁとにかく良いものらしい。
そして、上下合わせて5万円くらい。ビビった。
自分だけで見繕っていたら絶対に選ばないだろうな。でも私はニヤニヤ話してくれる店員さんが好きで、Milletコーナーにいた店員さんからその気配を強く感じたので、言われるがまま惜しまず買いました。
ちなみにMillet製品のサイズは全てXXLを選択。
正直、服を選ぶという行為から逃げ続けている人生で、普段着る服と言えば過去着ていたことのあるものと類似したものをどうにか選んできた。材質など見ず、サイズが合えばそれで十分というレベルだ。
というわけで、どういう服で行けばいいかもわからないので案内してくれませんか、と泣きついた結果、以下を着ればそれでなんとかなりますよ、と案内してもらったのでそのまま購入。
肌着:Millet DRYNAMIC MESH SS(XXL)
ベースレイヤー:Millet KUHTAI II WOOL ZIP LS(EURO XL/JAPAN XXL)
スウェット:Millet ALPHA LIGHT SWEAT II JKT(EURO XL/JAPAN XXL)
肌着は結構ピチッとするがそれが正常と。その上にベースレイヤーを着た状態を基本状態とせよ。寒ければスウェットを着なさい。そしてもっと寒かったり風が強かったりしたら、レインウェアを着なさい。とのこと。
ありがてぇ。
ズボンについては、綿を避けて化繊を選べば割となんとかなるらしい。一旦それ用じゃなくても大丈夫だと案内されたので、後日UNIQLOで「ウルトラストレッチ アクティブ ジョガーパンツ」とかいうのを買ってきた。
合わせて12万円くらい。予算を多少オーバーしたが、まぁしょうがない。
ちなみにヨドバシのポイントがつくので実質で言うと11万をギリ切るくらい。
こんなもんだろ。
レインウェアは、バケツに水+中性洗剤を突っ込んで手洗いした後、軽く絞って陰干しして、乾いたら撥水スプレーぷしぷしやっとけと。
その他の服は普通に洗濯機へ突っ込んでおけば良い。
靴とザックは聞き忘れた…調べておこうね、でした。
石井スポーツで買う必要性が薄いとか、その場では丁度良いものが無かったとか、そういうもの。
仮に昼間登山を予定していたとしても、予定が狂って時間が遅くなることもある。山は街頭なんてないので、よけいに暗い。スマホのライトで代用しても良いが、通信手段やGPSを失うリスクや、手がフリーにできないということもあり、ヘッドライトは必須。
これはてきとーに選べば良いとのこと。どこで買うかは全然検討してないが、まぁてきとうに。
山は紫外線が強いこともあり、熱中症対策・日焼け対策に必須。
私は頭でっかち(ダブルミーニング(?))なので、石井スポーツではスッと入るものが無かった。
別の品物が出てくるのを待つか、別の店に行くかで探す。
手が冷える。都会をぷらぷら歩くときのようにポケットに突っ込んでおくこともできない。というわけで、標高がある程度高い山に行く場合は必須になりそう。
てきとうなアウトドア用品店に探しに行く。
必須ではないと思うが、あるとザックの中を整理するのに便利。防水性能があれば、例えばモバイルバッテリーを持っていきやすい。流石に背負っている中でモバイルバッテリーを水濡させる勇気は無い。レインカバーはあるが、念の為。
また、帰り道は(汗を吸っていない)ラフな格好に着替えたいものだが、汚れた衣服を持ち帰るための袋としても有用。複数枚セットが売っているようなので、そのへんをてきとうに。
これも全然必須ではない。けれど、昨今の情勢を鑑みると、まぁマスクは持ち歩いておきたい。というわけでマスクを入れておくケースがあると良いよね。みんな思っていると思うので、アウトドアにマッチするものがきっとある。知らんが。
買ったらそのまま山に行くのではなく、2, 3時間くらい慣らしをせよ、とネットで見かけた。まぁそりゃそうだな、慣れない靴で下手に頑張ると靴ずれとかしそうだしね。
最近は仕事がフルリモートっぽくなっていて1週間外出しないことも普通にあるし、スーパーも近いので食材買い出しも「外出」と言えるほどの規模ではない。
というわけで、散歩がてらやってきた。
2時間で12km歩いてきた。
本当は高低差があるコースを選ぶべきらしいが、自宅周辺にそんな場所は無かった。しゃーなし。
で、多分登山と比べると圧倒的に早いペースで歩いているので、これを基準にしてはいけない。平坦な道を歩いてきたので…。
それと、後半は地味に踵が痛くなる気配があった。これは多分、そもそもの運動不足と、あと全部舗装路だったからだと思う。一瞬だけ土を歩いたのだが、踵への衝撃が全然違った。山道だとまた違うのかな。
もうちょっと慣らし…というか、歩く練習をした方が良い気がするので、何回か散歩するかな。
どうでも良いが、歩いている最中に何人もランニングしている人とすれ違って、はーランニングとかも良いな、とか思ったりしてしまった。でも時間のかかる趣味をいくつも抱えている状態で、登山も突っ込もうと思っているところに、更に追加は無いな、と冷静に考え直したのだった。
買えばいいのだ。買え。
ザックに荷物を入れる予行演習をする。
朝時点、暑い・寒いとき、帰るときなどのシミュレーションをして、荷物に不足が無いかを考える。
YAMAP 山登りベストコースという本を買ったので、これを読みつつ、行きやすくてレベル感が丁度良さそうな山を見繕って、実際に行く。そこでまた色々得るものがあるだろうから、あとはその次に向けて色々考えるのだ。
かなりミーハーな買い物をしたわけだが、これだけで終えてしまわないよう、取り敢えず山に行くところを第一目標にして、経験を着実に積んでいこうね。